第5回日本看護シミュレーションラーニング学会学術集会

第5回 日本看護シミュレーションラーニング学会学術集会

ご挨拶

この度、第5回日本看護シミュレーションラーニング学会学術集会を2024年2月12日(月・休)に、東京都立大学・荒川キャンパスにて開催させていただくことになりました。発足して5年目を迎えた本学会の学術集会を、会員の皆様、関係者の皆様のご支援・ご協力のもと開催する運びとなりましたことを心より感謝申し上げます。

一般社団法人 日本看護シミュレーションラーニング学会 (Japan Nursing Society for Simulation and Learning)「JaNSSL」は、日本の看護学教育におけるシミュレーション基盤型教育の開発、普及、評価に努め、看護学教育の進歩と質の高い看護を実践できる人材の育成および指導者の育成に貢献することを目的として、2018年10月に発足し、2020年に第1回学術集会を開催いたしました。学会員はこの5年間で400名を超え、シミュレーション基盤型教育への関心の高さと研究力・実践力に支えられ今日に至っております。

今回の学術集会では、「シミュレーション基盤型看護教育のエビデンスと質保証」をテーマとし、教育効果を客観的データとして測定し、国内外での比較研究としての視点を共に築くことをめざしております。

日本では、シミュレーション基盤型教育は、コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、新しい教育方法として積極的な取り組みがなされました。その一方で、客観的指標を用いた教育効果検証や人材育成効果検証についての取り組みも求められます。これらについて国内の教育工学研究者から示唆を得ると共に、国外研究者を招聘し、本教育効果のエビデンスと質検証について知見を得る機会となることを期待しております。

今回は第一回以来の東京開催となります。シミュレーション基盤型教育について共に語り、発展させる場となることを願い、実行委員一同、準備を進めております。

多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

2023年7月吉日

日本看護シミュレーションラーニング学会
第5回学術集会長 織井優貴子
(東京都立大学大学院人間健康科学研究科・教授)